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穏やかな恋で10のお題

1 目を合わせて(チヒロ×明里)

勝てるわけないじゃない。分かっているのになぜやってしまうのか。
それはきっと、にらめっこの罰ゲームが彼女からキスすることだから。

 

2 安らかな寝顔(悟×明里)

今まで苦しめてごめんね。これから11年分たっぷり愛情そそぐから。
もう一度誓って、幸せそうな顔して眠る新妻の額にキスをした。

 

3 かすれた口笛(彬×明里&)

ピィ、プピゥ。
何でもできると思っていたのに不得意なものもあったらしい。
吹いてみてと娘に言われて頑張るパパは、かっこわるいけどかっこいい。

 

4 きみのにおい(万里×明里)

ふうわりと確かに薫るは君のぬくもり。
見えなくなると他が鋭くなるって本当なんだ。
君の微笑みが、嗅覚を刺激する。

 

5 雨上がり(彬×明里)

小さい頃、虹を渡れると思っていたの。と言った私に、もう信じてないのかい?と聞くあなた。
さすがにそれほど夢見がちじゃないわ。

でも僕が連れて行ってあげるよと言うから。
あなたなら本当に叶えてくれそうで、約束よと小指を絡めた。

 

6 細い手首(カズマ×明里)

「ねえ、次の曲入れた?」
はっと画面を見ると彼女の曲はもう終了。
内心焦ってページをめくる。
だって言えないだろう。マイクを持つ手に見とれていたなんて。

 

7 天使の微笑み(万里×明里&)

「ねえ、どっか行きたいな〜。」「な〜。」
並んで座って俺を見上げてそんなこと言わないでよー。

こっそり財布と相談してOKサイン。
でもその笑顔が見られるなら、パパ頑張っちゃうよ。

 

8 大丈夫。(炎樹×明里)

大丈夫よ。たかがリゾートの海デビューじゃない。堂々と、堂々とよ明里!

意気込んで行ったハワイの海岸で初戦敗退。
ビキニを持ち上げて溜息をつく彼女の上からこっそり見ている目が二つ。
もちろんあとで目潰し食らいましたとさ。

 

9 来年も一緒に(チヒロ×明里)

あの頃と変わらない簡潔な文章。なになに…『賀正』
えっ、今年これ一言?驚く私に「その後の文章は、明里さんが、書く。」
…決定事項なの?

呆れながらも挨拶などを書き込んでいく。
あなたと同じ一枚に書けるようになったことが嬉しい。そんな大晦日。

 

0 いとしの(炎樹×明里)

「要さんてやっぱり…」
くちずさむのをやめて笑いをこらえる彼女を睨んだ。

…なんだよ。お前を想って歌ってたんだぞ。…拗ねてやる。
俺のエリーは結構冷たい。


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恋したくなるお題

1. その視線が答え(万里×明里&)

もじもじもじと裾を掴む手。
どうしてそんなに恥ずかしそうなの?

付いていったら謎は解決。
小さな布団に大きな地図。

ああ、昔俺もやったっけ。
困った顔のかわいい額にキスをした。

 

2. 最後にもう一度だけ(炎樹×明里)

今日からまた遠くに行っちゃうあなたと二人。
行ってらっしゃい言ってから、振り向き振り向き玄関から進まない。

エレベーターまでようやく行ったあなただけれど、やっぱり私も我慢できない。
エレベーターが来る前に。お願い最後にもう一度だけ。

 

3. それは反則(炎樹×明里)

彼女のキャラは残りHPもう僅か。
随分腕を上げた彼女に苦戦したけど、よっしゃと思い一気に攻める。

次の瞬間、左頬に最近会得した彼女の技がクリーンヒット。

「やったあ、勝った!」
コントローラー持ち上げて喜ぶ彼女に宣戦布告。

「ちゅーしたからには覚悟はいいな?」

 

4. どさくさにまぎれて(チヒロ×明里)

ちょうどいい、人が大勢騒いでて。
焦る彼女を抱き締める。

「…今日は僕の誕生日なんだけどね……。」
「…もうほっとこうぜ……。」

そんな会話をいいことに、二人の世界に入り込む。

 

5. 彼(彼女)のとなり(万里×明里&)

あなた(君)の隣は私の(俺の)特等席だったのに。
今ではたくさん並んでる。
川の字どころか5本線。

ちょっと寂しいけれどうんと嬉しい。
3つの頭を通り越し、瞳を合わせて笑いあう。
そんな優しい眠りの時間。

 


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皆さんからの投稿お題

ミルクティーのキス(悟×明里) byまあさん

キスはこんなに甘いのに、私はあなたに届かない。
凍えるあなたに手を伸ばし、束の間のぬくもりを捧げましょう。

いつか心が溶けたとき、あなたの傍に私は居たい。

 

暗い!ということでもうひとつ。

別バージョン

カウンター越しに交わすキス。
掃除の時にするのが決まり。

幸せなその時は、甘くて優しい、ミルクティー味でした。

 

 

動物(万里×明里) byミチさん

「俺コアラ。明里ちゃんは?」
「わあ、かわいい。私チータですよ。」

一緒に覗き込んだ二人の相性は  0

ガーーーーン!

二人して なんだか暗い 3番テーブル。

 


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